blogトップ 蔵 ホムペ 広島の大地より お酢やの便り:2007年10月19日
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2007年10月19日

第二章 父の背で学ぶ その1




第2章 父の背で学ぶ

よく人の後ろ姿を見て学べという。
私もそうであった。

父の背中を見ながら、どれだけのことを学んだか計り知れない。

ひと言で、父は不撓不屈の人であった。

こうと決めたら、何があっても邁進する強い精神力
それは「米酢」造りにも現れていた。良い米酢を造るに
はどうするか、人さまに喜んでもらえるにはどうするか。

朝から晩まで、これに拘り続けていた。

最もこだわったのが、原料となる「米」であった。
素材いかんで出来上がりは随分と異なる。
酸味が濃かったり、口当たりのキレが鈍かったり
ほんの僅かな違いが結果として大きな変化をもたらせてしまう。

いつも同じ品質で同じ味を保っていくには、そしてより良い商品を
造っていくにはー父は、来る日も来る日も」これに腐心していた。

昼に作業している時、夜部屋に戻ってからも、じっと考えこんでいる
父の背中が思い出される。

良い米を手に入れるためにー父は、まず近郊の優良農家を歩き続けた。
作柄が良く、農薬などを一切使用していない自然の素材の確保であった。

幸いに、父の思いに共鳴してくれる農家が何件も現れた。

「大地さん、あんたのとこで使うていや」

心よく協力を申し出てくれた何件もの農家に支えられ、センナリの米酢は
高品質を維持し続けた。

この無農薬無添加の素材を原材料として使っていくセンナリの姿勢は
この時に始まり、今日までひとときも変わっていない。

簡単に紹介すると、センナリが造り続けている完全米酢は
米をとぎ、もろみを加え、まず酒を造る。

白米から純米酒を造り、それを静置醗酵させ、6ヶ月もかかって
やっと完全米酢となる。

100%まじりっけなしの完全米酢は、手間暇を掛けて誕生するわけだ。

通常、アルコール1リットルに対し、米が4%入っていれば「米酢」と表示できる。

他メーカーが採算性を考えて、安価でどんどん「米酢」と銘打った商品を
送りだしている時も、センナリは頑固なまでに米100%の完全米酢を造り続けていた。





ちなみに1996(平成8)年からは、さらに体に良い商品にこだわるため
材料を天然の水と有機米のみに限定。

秋田から通常市販価格の数倍もする無農薬無添加の良質の米
(有機米あきたこまち・JAS法認定)をわざわざ仕入れている。

この60キロの米を仕入れるのに支払う金額が4万円。
通常価格の約2倍に相当する今額を原材料に投下している。
原価比率にして43%、これほど原材料にかける米酢メーカー
は他にいない。


人の好みはさまざまである。

暑い、寒いなど地域性によって人の嗜好は微妙に変化する。
しかし本当に喜ばれるものとは、それらを超越したところにあらねばならない。

父は、地域によって食材が変化していくことを最も敏感に知っていた。
だからこそ手抜きはならない、こだわりを捨ててはならないと、ことあるごとに諭してくれた。



続きは⇒http://oochikura.e-know.jp/e7073.html

  


Posted by センナリ株式会社 at 17:06Comments(0)『米の酢』物語